RubyInstallerの「Ruby+Devkit」を選んだ人はこの章をスキップして大丈夫です。
Railsで必要とする(Ruby言語の)ライブラリ群の中には、 「ネイティブコンパイル」を必要とするものがあり(右図)、 そのために必要になるのが、この msys2 です。
RubyInstaller2のガイドに沿って、
ridkコマンド、を使うとよさそうです。
補足:
gem install rails で、 mingw msys2 などの語句を含むエラーメッセージが出る場合、 このステップが不十分である可能性があります。
コマンドプロンプト(管理者権限でなく、一般ユーザ権限)で、
ridk install
のあと表示されるメッセージに沿って、
1 Enter, 2 Enter, 3 Enter
を順々に実行して行って下さい。
…と書きましたが、
ridk install 1 2 3
でもいいようです。
ここが本ページの、山場です。以下のコマンドでRAILSをインストール
(けっこう時間かかりますが)して下さい。
(エラーメッセージが出ないかどうかは注意して見ておいて下さい)
gem install rails
rails をインストールする時(または rails new の時)に、
Webpacker configuration file not found
というようなメッセージが出て前に進めないケースがあるようです。
その時は、以下のように対処して下さい。
node.js (Windows環境で動くJavaScript言語の処理系)をインストール:
nodejs
を(管理者権限のコマンドプロンプトで cinstコマンド)インストールnodejs
をインストールいずれかの方法で入れて下さい。(次項の操作に必要)
yarn (node.js のライブラリの1つ)をインストール:
2.3.は一般ユーザのコマンドプロンプトで(続けて実行していい)、
npm install yarn
npm は node.js のためのパッケージマネージャです(Rubyのgemに相当)。
Webpacker を導入:
rails webpacker:install
このあと、元のコマンド(gem または rails)をやりなおしてみて下さい。
ウイルスバスターを使う人の中で、前述のDevkitのインストール時に、
エラー: mingw32: “Alexey Pavlov (Alexpux) alexpux@gmail.com” の署名は信頼されていません などの行を含むエラーが出て前に進めなくなるケースがあるようです。
「ウィルスバスター msys2 ruby」で検索してみると状況がわかります。
以下のいずれかの対処ができるようです。
pacman.conf というファイルを探し、その中を編集し、
必要なファイルをダウンロードする際に wget
を使うよう指示する。
2.ウイルスバスターそのものを一時的に止めてインストールを実行
ウイルスバスターの例外(監視しないフォルダ)を設定する。
(この記事を参照ください)
この説明で不充分だと感じる人はメールをください。