メールの添付ファイルは圧縮するべきか(補足解説)
圧縮が必要(だと言う人がいる)な理由(推測)
- 通信時の負荷
- ディスクスペースへの負荷
- 保存時に一括で扱えるのでこのほうが相手に便利
(かつてはそういう時代があったのは確かだ)
圧縮が(一般的に)不要な理由
- 通信路の性能向上
- 個人PCのHDD容量が向上し余裕がある
- 使う時に解凍するとしたらHDD内にzipと元ファイルが共存してしまうことになるのでは?
- 最近のメールソフトには添付ファイルを一括で扱う機能がある
- 最近のメールソフトは添付ファイルを(種類は限定されるが)インライン表示する
- つまり、送信者も受信者も手間が1つ2つ増えるだけで
どちらにもメリットがない
圧縮に関する基礎知識
- ファイルの圧縮方法には多数の種類がある
- windowsに標準添付された zip が今は
(パソコンユーザ界では)デファクトスタンダード
- 「アーカイバ」と呼ばれるソフトが「圧縮」<=>「解凍」を行う
- zipについてはWindowsの機能として呼び出せる
- 「圧縮」と称される過程では2つのことを行う
- 複数のファイルを1つにまとめる
- 情報の冗長部分を除去しデータ長をなるべく減らす
- 冗長性のないファイルは圧縮がきかない
- 殆どの画像ファイルの形式が該当する
- 圧縮の結果ファイルサイズが増加することもある
- 圧縮されたファイルは「バイナリー」ファイル(テキストファイルではない)
- メールとして通信されるときに6bit化されることが多い
(テキストを圧縮してもさほど縮まらない)
- アーカイブファイルが必要な画面もある。
受け取った側で以下の条件が満たされる必要があるとき:
- 全部のファイルがそろっている
- 各ファイルのフォルダ配置も決まっている
有用な場面としては:
- アプリケーションの配布
- Webのコンテンツ
- WORD(ワープロ)のファイル等(例えば.DOCX)も
こうして実現されている
結論として
- ほとんどの場合、圧縮は不要なようです。
- ちょっとした文章を、WORDの文書にして添付で送るというのも、
お互いの面倒を増やすだけ、という場面が多いようです。
総論
- 「先生によって言うことが違う」ことを認めるべし
- 考えることの重要性
- 相手(この場合はメール送信先)のことを想像する力
- 場面によってルールも変わる