数値を扱うプログラム (まとめ)

1 REPLを使ってみる(再)

REPL = Read-Eval-Print Loop  

使う方法は3つある

a scala言語処理系を、scala-lang.org から(またはchocoで)インストールした人:

コマンドプロンプトとREPL

コマンドプロンプトで(左端の > はプロンプト文字なので それ以降を入力する)

 Scala

すると、scala> というプロンプトが表示され、REPLの中にいることがわかる。

b sbt(ビルドツール)を、www.scala-sbt.org から(またはchocoで)インストールした人:

コマンドプロンプトで、

sbt console

そのあとは、a と同様。
a,bともに、REPL内では、Scalaの式以外に、REPLに対するコマンド(: から始まる名前)
を入力することができる。試しに、コマンド :help を入れてみて下さい。

:help
c kojo の中で:

Script Editor に式を書き、
その式をドラッグして選択し、
  Ctrl+ENTER
出力は Output Pane に表示される。 補完

補完のキー操作

kojoでは(多くのIDEで) Ctrl+SPACE で補完が行われるのに対し、
CUI系のツール(REPLも)では TAB キーで補完が行われることが多い。

2  コンソール入出力

出力:print(), println() 等が使える
# Javaでは System.out.print() 等のように呼ぶが
# Scalaでは 単に print() でOK
連結演算子 # これらの関数は1引数なので
# 複数の値を印字したければ print(““+x+”,”+y+”\t”) のようにつないで文字列にする
#  注釈: 演算子 ‘+’ は 数値を対象としたときは加算を行う演算子だが、
#      被演算子に文字列を含む時は、文字列の連結を行う演算子となる。
#  補足: Scala言語では、x + “,” + y + “\t” でもいい。
#     (他の多くの言語で、+ 記号は、左被演算子が文字列の時に連結演算子と
#      なるため、+ による連結の最初の要素として “” が必要とされるが)

入力:文字列入力は readln(promptString)
   整数入力は readInt(promptString) (readDoubleもある)

階乗計算等を実行するにあたって、

val n=readInt("何か入れて")
println(fact(n))

などのように呼び出す。

 println(fact(readInt("整数をどうぞ")))

と一行にもできる

4 値を返す関数 要点(復習)

5 プログラム例

本章でのプログラム実例集