Kojo の解説

１ 画面について

• 起動すると３つのwindow（窓の中の四角い小領域； pane とも呼ぶ）がある
  　　Script Editor
  　　　ここでScript（プログラムの小片）を編集する
  　　Drawing Canvas
  　　　プログラムの指示でタートル（亀）が動き、その軌跡が図として表示される
  　　Output Pane
  　　　プログラムからの文字出力がここに黒で表示される
  　　　また、エラーメッセージが赤で表示される
  　　他に、左端に History List と書かれた 縦長のバーがある
  　　　　クリックしてみるとリストが現れ、
  　　　　これまでに作ったScriptを記録していることがわかる
• タブ（各paneの名前が書かれた場所）を操作して、
  　　paneを移動したり
  　　paneを閉じたりできる
• 境界線をドラッグするとサイズが変更できる
• Windowメニュー（メニューバーにある）で窓を操作できる
  　　閉じてしまった窓もここから呼び出せる
  　　混乱したら Reset Window で最初の状態に戻せる
• パソコンの画面の中では Kojo が１つの窓（window)だが、
  　　Kojoの中に複数のWindow（pane）があり、
  　　互いに重ならないように（タイリングと呼ぶ）位置関係が保持される
• 窓ごとに違うコンテキストメニューがある
  　　それぞれの場所で右クリックして使う

２ Script Editorの主なボタン

	実行
	停止	（VTRなどでは録画ボタンの表示に似てるが）
		実行中のみ赤くなる
	履歴戻る（１つ前のプログラムへ）
	履歴進む

まずはこの４つから作業を開始できる
その他のボタンは

	チェック	動作する前にエラー検査ができる
	Scriptのクリア
	Upload	Code Exchange というサイトがあり、参考になる
		アップロードするのは 自慢できる作品ができてからね
	ドキュメントには　Undoボタンが書かれているが不明
	Outputのクリア

どれがどのボタンであるかは、カーソルをボタンの上に置いてみると
バルーンヘルプが出るのでわかる

３ Canvas について

• マウスドラッグで パンニングができる
• ズーミングは マウスホイールまたは Shiftを押しながら左右に左ドラッグ
• Reset Pan and Zoom （コンテキストメニュー）で 元の座標に戻せる
• 画像として保存することもできる

４ Output について

• コンテキストメニューを見れば何ができるかがわかる
• 文字サイズを変更（Larger、Smaller）
• Largerのショートカットはテンキーでないと動かないかもしれない
• Wrapで折り返し
• 検索とフィルターも使える
• 正規表現も使える（正規表現については授業の後半期で少し触れます）
• ここには Welcomeメッセージ（時間があれば読んでみてね）と
  　　エラーメッセージが赤い字で表示される
  　　下線部はハイパーリンクになっている（クリックするといい）
  　　またスクリプトの起動ごとに — が挿入される

５ Script Editor について

• 普通のテキストエディターの機能を持っている
  　　（Editメニューを見て確認されたし）
• Ctrl+SPACE が高度な助けになる（補完とヘルプ）
• 数字の上でCtrl+クリックすると スライダーが現れ GUI的に数値を調整できる
• 一部を選択（ドラッグして反転）し その部分だけを実行することもできる

６ さらに

• スクリプト（プログラム）とキャンバス（画像）の保存の方法

• REPL的機能：
  　　Script Editor で一部（または全部）を選択して実行ボタン で
  　　　　その部分を評価（実行）できる
  　　式を評価させれば REPLと同様の出力を（Print文等不要で）得られる
  　　　＝＞コマンドプロンプトでREPLを別途起動する必要はない
• オブジェクトの扱いのために
  　　プログラムでオブジェクトを生成した後、
  　　　　inspect(オブジェクト)
  　　で インスペクタが窓として生成される。プログラムを詳細に調べるのに便利。