ページをWebで見せる(情報処理概論
補足)
(初めての人は)以下の手順で「ページをWebで見せる」方法をマスターしておこう。
- HTML作成
- 前回の続きとして、
<A>
、
<IMG>
のタグを使ってみること。
- 転送ソフトウェアの準備
- サーバにアップロード
- URLを報告する。
これを通じて、Webの仕組みも理解しよう(右図)
1 準備 (FileZilla)
(またはそれに代わるSFTP対応ソフト)
- 今日の実習では FileZilla(またはそれに相当する
SFTPの使えるファイル転送ソフト)が必要です。
- FileZillaのインストールを第一回に行う予定だったのを保留したままになってました
- まだの人は以下を参考にインストールして下さい。
方法1(おすすめ):
(第一回に述べたように Chocolatey
パッケージマネージャ導入済ならば)
コマンドプロンプトを開き、
cinst filezilla -y
と入力すればインストールできる筈です (最後に successfully なんとか
というメッセージが出ればOK)。
- 上記の方法で失敗する(赤い文字でのメッセージが沢山出る)ようなら、コマンドプロンプトを
「管理者として開」いて、上記のコマンドを実行して下さい。
- (前回補足資料にも書いたが)スタートメニュー等で「コマンドプロンプト」を探すか、
[windows] キーを押したあと cmd と入力し、
黒いアイコンが見つかったら(それをクリックしたりEnterを押すのでなく)右クリックすると、
「管理者として開く」ことができます(または
[Ctrl+Shift+Enter]という方法もある)。
- Chocolateyについては、解説ページを参照下さい。
- 上図に、主なコマンドを書きました。
- 今回ついでに ruby も入れておくといいだろう。
方法2:
FileZilla
プロジェクト日本語トップページ - OSDN、 SourceForge、 Vector
などのサイトからダウンロードしてインストールできます。
- FileZillaは自身でアップデートの確認をするソフトなので、
この方法でも充分、継続して使い続けられます。
(補足1)使い方について
- 一般にファイル転送ソフトは、起動すると右下図のように
左右に分割された窓が現れる(WinSCPでも概ね同様)。
- 左半分が「ローカル」側(自分のPC)、
右半分が「リモート」側(サーバなど) のディスク領域を表示している。
- ファイルやフォルダをドラッグ&ドロップすることでも転送できる
- その他、メニューやショートカットでも転送操作が行える
- FileZillaでは、対象のファイルを選択して Enter
でも転送が行われる(フォルダでは別の意味になる)
補足2)初期設定について
- 接続の際のパスワード入力を省略できるようFileZillaに記憶させるためには、
接続に先立って (上右図左上に付記したように)設定メニューで
該当するチェックボックスをセットしておく必要がある(右下図)。
- 最初に一回行っておけばいい
- 最近になってこのオプションが追加されたようだ
- 接続先サーバが信頼できるホストかどうかを、判断する必要がある。
- 大学のサーバに接続する限りは安心して使用して大丈夫
- 当該ホスト信頼する、という判断を(ホスト鍵とともに)
「キャッシュ」に保存させるようにしておくと(下図)、
2回目以降は問合せはされない
1 サーバに置く
前回と今回で作ったHTMLファイル(とそこから呼び出したファイル)を、
以下の手順で以下の場所に置く。
- ファイル転送ソフトウェア(FileZilla等)を起動。
- 大学のサーバ wwws.nagano.ac.jp に接続する
(接続できることを確認しておくこと)。
- サイトマネージャー(FileZillaのメニューバーの一番左の一番上、一般的に初めてのソフトとの接点はここからです)
から入りましょう。
- 設定項目は右板書図を参照。
- ポート番号はSFTPを選ぶと自動的に22番が使われるので記入は不要。
- 接続に成功するとリモート側に何か表示される筈。
- なお、このサーバ wwws
へのsftpでのアクセスは、学内LANからに限定されており、学外からは接続できませんのでご注意。
- リモート側(つまりサーバです。窓の右側半分)の、/home の下に
この科目用のフォルダを作る▽
(例えば iis という名前だとして以下の説明をします)。
- この home
が、各ユーザに付与された個人用スペースを意味している。
- リモート側にhome以外のフォルダも表示されているが、
それらはサーバ動作に最小限必要な資源でありサーバ管理者以外の者は書き込みが許可されない。
- 接続して最初に表示される場所 ‘/’
(ルートフォルダまたはルートディレクトリ)も同様に書き込み不可。
- そのフォルダにローカル側(自分のPC。窓の左側半分)からファイルを転送。
[Enter]
ブラウザのアドレスバー[Alt-D] に、URLとして
http://wwws.nagano.ac.jp/自分のユーザ名(▲)/iis(▽)/ファイル名
を入力すると、当該ファイルが表示される(筈)
このURLを(メールの本文に書く等の方法で)相手に伝えることで、
内容を見てもらうことができる。
- なお、FileZillaには、リモートファイルに対して「URLを生成(クリップボードにコピー)」する機能があるが、
これで生成されるURLは、sftp://
で始まる (通常使われる
HTTPスキームのURLではない)ものであり、
これは上記の目的には使えない(サーバにファイル転送のアクセス権を持つ自分自身だけに見える)ものであることに注意。
今後、実習で複数のファイルから成る作品やプログラムを作った時の提出方法として
(メールに添付すると煩雑になるので)この方法を使いましょう。
他に自分のブログやツイッター等のネットワークサービス(を活用している人、)
を使って頂いてもOKです。