情報学概論1 第4回(5/15)
(Introduction to Informatics 1)
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遠隔の時代に向けて
- 当科目では複数のメディアを並行して使っています。
- 音声と画像を中心としたコミュニケーション(Meet)と、文字ベースのコミュニケーション(Hangout に加えて、この資料のページも主に文字)の2系列です。
- ハングアウトが重要な役割を果たしています(使い方は LINEと ほぼ同じですね)。
コミュニケーションの形
- 授業時間が終わっても会話記録は残ります
- 質問、感想、などフィードバックに使うのが目的です(が、羽目をはずさない範囲で雑談もしてOK)
- コミュニケーションのあり方を変えてみようという(板書図)試みでもあります。
2 コンピュータが扱うデータ
Case-insensitive
- 長い間、コンピュータは文字情報しか使えなかった。
その文字について、初期のコンピュータでは(概ね、1970年頃にUnixが現れるまで) 大文字しか使えない状態であった。
その名残は例えばWindowsの中にも、Case-insensitive な文字体系として散見できる (たとえばファイル名では大文字と小文字が区別されていないなど)。
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英数字(英語の文字と数字)にいくつかの記号文字(タイプライターの文字集合とほぼ同じ)だけが使える時代もまた長かった(今もプログラミングなどではこの文字集合に制限されることが多い)が、
その後、日本語をはじめとした各国の文字も使えるようになり、さらに、
マルチメディア化(様々な種類のメディア情報も使える)が進み今に至っている(上図)。
表示の大きさ
拡大縮小
- 多くのアプリケーション(ブラウザ エディタ等)で、Ctrlキーと、
+
、 -
の同時押しで、 表示する文字サイズの拡大縮小ができる。
- ただし一部のアプリケーションでは、 テンキー上にある
+
、 -
を前提にしているものもあり、ノートPCで使えないこともある。
- この操作を知っていればWindows以外のPCでも応用できることが多い(Macintoshでは Ctrl でなく Command キーだが、理屈は同じ)。
- タッチパッドでピンチ操作(スマホやタブレットと同じ操作)で拡大縮小ができる機種もあり、もちろんそれを活用しても構わない(が、キー操作も知っていると適用範囲は広いだろう)。
- (個別のアプリケーションではなく)Windowsの機能として「拡大鏡」もある(基本的なキー操作は右図参照)。
データを守る
- 授業で使うPCを急遽変更(以前使ってたOS違いのPCを2台起こしてきた)するにあたり、
- 必要なソフトウェアのインストールは、パッケージマネージャを使うことに慣れていれば 大きな作業量にならずにすませられた。
- 重要なデータの消失で作業が滞ることは殆どなかった。 これは「ドキュメント」に相当する主要なフォルダをクラウドサービスによるストレージに保存していたから。
- データが消失しない(自動的にバックアップされる)
- 移行が楽(他のPCからでも以前と同様の場所に配置された形になっている)
- こういう報告を、自分に関係ある話として聞いていただき、 不足の事態に備えた環境整備をしてPCを使うようにしましょう。
5 PCの基本操作 しくみ編
ブラウザ
カテゴリーとアプリ固有名
(第一回にも少し触れたが)
Webブラウザ(略して「ブラウザ」)と総称されるアプリケーションとして(図)、
Google Chrome, Firefox, Internet Explorer, Edge など(これらはそれぞれ固有名、商品名など)がある。
一般に「ファイルマネージャ」と総称されるアプリケーション、の1つとして、 Windowsに標準添付されているものが「エクスプローラ」。
同様に、アプリケーション総称名で呼ばれたり固有名で呼ばれたりするので混同しないように。
表示名と本名(ファイル名・フォルダ名)
- 「エクスプローラ」(ファイルマネージャの一種)を開く
- いろんな場所を表示してみる
- フォルダ名に日本語文字を含む場所で、
(以下は次回以降に扱います)
(ここをクリックすると表示が切り替わります)
スタートメニューとショートカット
スタートメニュー
- Windows8などで「スタート画面」と呼んでたこともある
- 正しくはキーボードショートカット
- アプリを(何らかの方法で)起動する直前で、
- クリックせずに右クリック(コンテキストメニュー)
- 「ファイルの場所を開」いてみる
- スタートメニュー(を構成するフォルダ群)のどこかが出てくる
- ショートカットについて
- それ自身の拡張子を確認
- リンク先を確認
- ついでに「作業フォルダ」も見ておく
拡張子と関連づけ
知っておくべきこと:
- アプリケーションを開く方法
- アプリケーションの実態
- ファイルをアプリケーションで開く方法
PCについて理解する
- 自分のPCの機種とスペック
- ファイルの空き容量を知る
- コピペとクリップボード
アナログとデジタルの違い
アナログとデジタルの違いについて調査し、10行程度の文章にまとめる。参考にした文献やサイト(のURL)も記入すること。時計、テレビ、電話など身近な道具を例にとって(なるべく自分の言葉で)論じるといいだろう。
(CDのデータ量計算の結果と過程も、あわせてご報告下さい)。