(Introduction to Informatics 1)
単なる「アプリ(ケーション)を起動する」操作ではなく、
ファイルを、(関連づけされたアプリケーションではない)任意のプログラムで開く、 という操作を円滑に(いくつかの方法で)行えるようにしよう、という趣旨が前回の課題でした。
たとえば WORDの文書画面に画像ファイルをドラッグ&ドロップした時(右図)、 画面には画像が表示されるが、これは「文書に画像を貼り付けた」とは言えるが、 「ファイルを開いた」ことになるかどうかは考えどころだろう (そこから、画像として保存、などの操作は出来ないなど、ファイルに対してできる操作が極めて制限されてしまう)。
ペイント画面に画像データを(例えば別ファイルから)コピペすることは可能だが、 その時、アプリケーションが把握するファイル名(タイトルバーに表示される)は 元ファイルのものから反映されることはない。
報告の中で「…をドラッグしてペイントに落とす」という表現が使われていたが、 これは
のどちらのつもりでしょう。 (どちらでも問題はないけど)パソコン操作を語る時に、単語の多義性に 留意しておきましょう。
なお、ペイント、メモ帳などの比較的シンプルなアプリケーションは、
起動直後の状態では「新規文書」「名称未設定」などの名前で
空っぽの作業領域が用意されていることが多いが、
タブエディタ等では、タブが何も開かれていない状態のこともあり、 「空の画面」へのドロップと「空の文書」へのドロップで 違う動作をすることもあり、
「VSCodeの画面にドロップする」とだけ言っても上記のどちらなのかが 判別がつかない(もう一言の言葉が必要)こともある。
「画像を選択してコピー」という場合も、画像データなのか画像ファイルなのか 多義性がありそうだ。
「ファイルを押す」と書いてあるのを見て意味がわからず悩んだが、どうやら 『「ファイル」と書かれたボタン? メニュー? を押す』というつもりだったらしい、とか、
「スクリーンショットの中から選ぶ」と書いてあるのが実は 『「スクリーンショット」という名前のついたフォルダ内にあるファイルから選ぶ』という意味だったこともある。
そこに自分が目にした文字を読み上げるだけで何かを伝えた気になる、のではなく、その文字が書かれていた実体は何なのかを認識して言葉にする、 その練習は必要かもしれない。
ちなみに、我々実生活ではボタンを「押す」こともあるけど、 (スマホではそれに近い動作はするかもしれないが) パソコンでは、押しませんね。
実生活でも押さないボタンが増えてるけど(タッチするだけの)。
窓から窓へのドラッグは、操作的に難しいことがあるかも知れない。
一旦デスクトップに貼る(移動させる?)という人もいるようだ
ドラッグ&ドロップで開けられなかった人は、…
奇妙な用語集(すでに触れたものも含めて)
ドラッグ&ドロップで何が起きるか: 色々
「様々なアプリケーションで)「ファイルに保存」「ファイルを開く」操作で表示されるファイル選択ダイアログボックスは、 (厳密に言えば)エクスプローラとは別ものです(外見は似てるけど)。
ファイルとフォルダ(名前が似てるね)がごっちゃになりがちな人:
Win+E Win -> \ Win+R \ Win+R . Win+D Win+P