(情報学概論1 第13回補足解説)
¥
と \
による混乱がある。タグのパラメータ:
HTML(SGMLから継承されたものが多い)のタグで、外部ファイルを参照するものは 多数あり、その際、
パラメータの値としてファイル名やパス名やURLを渡すことになる。
img
、script
タグでは SRCパラメータ、a
、link rel=stylesheet
(CSSファイルの引用)では
HREFパラメータ。 大文字小文字の区別
プログラミング(を学んでいる人は既に知っているだろうが)の場面では、case-sensitive な感覚が浸透していて、大文字小文字がきっちり区別される
(C, Java, JavaScript, Ruby, Python など最近のプログラミング言語の殆どがそう)。
また、昨今の(Windows以外の)殆どのOSが、case-sensitive。
一方、我々のPC(Windows)の内部は、case-insensitive (大文字小文字を区別しない)。
URL については、ドメイン部分(右図)と、パス名ファイル名に相当する部分(右図青矢印より右)とで、分けて認識する必要があり、
ドメイン名は case-insensitive。(たとえばこのページのURLの、‘nagano’ の部分を大文字にして見てもアクセスできます。実際にはブラウザがいつのまにか小文字で表示してしまうことが多いのですが)。
パス名ファイル名は、そのWebページを司っているサーバがどのOSで動作しているかに依存することが多い。
Windowsベースで動作する Microsoft
Webサーバもネット界では一定のシェアを持っていて、そのサイトでは
case-insensitive だが、それ以外のサーバではほぼ case-sensitive。
Windowsで作ったHTMLファイルを、Linuxベースのサーバ(大学のサーバも含めて)にアップロードする際など、たとえば画像の拡張子が(大文字で).JPG
のときに、
それを参照する IMG タグに .jpg
と書いてあった場合、自分のWindowsパソコンでは
タグが機能して画面に画像が表示されるが、サーバに置いたとたんに表示されなくなる
(ケースの違いにより)という現象が発生することもあることを気にとめておこう。