情報学概論1 第2回(4/15)
(Introduction to Informatics 1)
1 キーボード操作
(前回資料を使って落ち穂拾い)
2 N進数
定義
$$
110101001 = 1\times2^8 + 1\times2^7 + 1\times2^5 + 1\times2^3 +
1\times2^0\\
= 256 + 128 + 32 + 8 + 1\\
= 425
$$
10進2進変換
相互変換
基数変換
10進-> 2進
169 |
% 2 → |
1 |
/ 2 ↓ |
|
|
84 |
% 2 → |
0 |
/ 2 ↓ |
|
|
42 |
% 2 → |
0 |
/ 2 ↓ |
|
|
(続きは右の板書図を参照)
- なお、169(10)すなわち10進の169は、
N進数の数の意味から再考すると右図のように捉えることができる。
2進→10進
10進2進変換
(上の板書図に沿って解説した)
- なお、16進数は、右に示す16個の記号を使って2進数の1/4の桁数でデジタルデータの値を
表現しやすいようにした記法。
- 他に任意の基数で数を表現できる(別ページの補足も参照)。
プログラム例
# 2進→10進
"110101001".split(//).reduce(0){|a,b|a*2+b.to_i}
# 10進→2進
def d2b(d,b=[]) if(d>0) then d2b(d/2,b+[d%2]) else b end end
d2b(16)
楽な方法
電卓
- サイトを探す、という手もある。
- Windowsのおまけ(「アクセサリ」)の「電卓」(= calc.exe)を
- 「プログラマ電卓」として使う
- 「windows 十進二進」でググればわかるね。
- ついでに学習 HEX DEC OCT BIN って何?
発展問題
たとえば、169(10)を、7進数で表現してみる
3 データとバイト
コンピュータ(古くは「デジタルコンピュータ」という分類もされていた)は
デジタルデータを処理する機械であり、
データの意味や扱いや表現に通じておくことは重要である。 
情報の様々な様相
- データとしての情報
- アドレスとしての情報
- アドレス空間
バイトとは
- bit 8つの並び(データとして扱われる最小単位)
- 通信界では Octet という呼び方が好まれる
- 4バイトまたは8バイトを Word と呼ぶことも
(コンピュータの動作の基本単位)
数え方
- KB MB GB TB …
- 微妙に違うが KiB, MiB … といった数え方もある
課題
課題
以下の3問について取り組んでみてください。 ->
(どんな考え方/調べ方をしたか、或は考察したこと、も含めて、その過程を詳しく報告下さい。ついでに結果も)。
- 10進数の169を、7進数に変換してみる
- 自分のPCについて調べてみる(何bit動作をしているか、等)
- 128GBのメモリに(よくある)CDを何枚分ぐらい保存できるか概算してみる