(シェルでの)変数について(補足)
- WindowsでもUnix/Linuxでも PATHという変数があり、
コマンドプロンプト(Windows) やシェル(Unix/Linux)でコマンド起動に
重要な役割を果たしています。
- Windowsでは ‘;’ (セミコロン)が、Unix/Linuxでは ‘:’(コロンが)
区切り文字になっていて(ここがOS間で違う部分です)、
フォルダ名(ディレクトリ名)が並べられてます。
- シェルやコマンドプロンプトで コマンドが入力されると、
その名前の実行形式のファイルがあるかどうかを、
PATH変数中のフォルダ(ディレクトリ)を前から順々に探しに行って、
見つかったファイルを実行する、それがコマンド起動の仕組みです。
- コマンドとして実行可能なファイルかどうかを判別する方法は、
Windows: 拡張子が .exe .cmd .bat .com などの登録されたものかどうか
(実際には PATHEXT変数に定義されています)
Unix/Linux: 実行可能パーミッションがついているかどうか
というふうに、この部分はOS間で違ってます。

- ちなみにWindowsでは ‘:’ は ドライブレター(ドライブ名の後ろにつく区切り文字)として
使われているので、PATHの区切りに ‘:’が使えなかったという事情だったと思われます。
- Windowsには PATH変数を表示する PATH というコマンドがありますが、
Unix/Linuxにはないので、env | grep PATH で確認して下さい。