個々のファイルやディレクトリに関する情報は、ls -l コマンドで表示される
(ls は LiSt から、-l は Long の頭文字、「長いリスト」というような意味)
左から パーミッション(等)関連(後述)、持ち主(オーナー)のユーザ名、
所属するグループ名、最終アクセス(変更)日付、ファイル(またはディレクトリ)名
この情報は GUI環境では(大抵の場合)対象となるファイル/フォルダ(注)を
右クリックすると現れる(ポップアップする)メニュー(コンテキストメニューとも呼ぶ)から、
「プロパティ」を選択することで表示される
(注)「ディレクトリ」という用語は、GUIで扱う環境では「フォルダ」と呼ばれる
ことが多いが、同じものを意味する用語である。
リストの最初の(左端)の10文字は、図のように1,3,3,3文字に分けて使われる
最初の一文字はそのファイル/ディレクトリの種類を表す。その主なものは、
ファイルとディレクトリであるが、Unix/Linuxでは、他に、図のようなものも少数だがある。
次の3文字は、持ち主(オーナー)に与えられる3つの権限(r 読む、w 書き込む、x 実行する)
が実際にこのファイルに付与されているかどうかを示す文字で、
r,w,x という文字があればその権限があり、それに対応する場所が - になっていれば
その権限がないことを表す。
同様に、次の3文字は、そのファイルが属するグループ(ls -l の3つめのフィールド)の
メンバーである各ユーザに付与された権限、最後の3文字はその他のユーザに対する権限
を表している。
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