現状 - 本学のネットワーク内からは、外部のWebサービスを直接利用できない設定
になっています(主にセキュリティ上に理由から)。 - 本学から外部のサービスを利用する時は proxy(と呼ばれるサービス)により
中継させて使うようになっています。 - そのため、ブラウザを始めとする主要なネットワークアプリケーションに、
proxyサービスの行われている場所(サーバのIPアドレス(またはホスト名)とポート番号)を
伝える必要があります。 - 具体的には、ホスト名: proxy(または proxy.nagano.ac.jp) 、ポート: 3128 です。 - ただし、LANの中にこのproxy設定を自動的に行うしくみが埋め込まれていて、
我々の日常のよくある利用方法の範囲内では、Windowsやブラウザがこれを認識して
自動設定を行ってくれるので普段は我々はproxyの存在を意識せずに使っています。 - Webを通じて提供されるファイル http://wpad.nagano.ac.jp/wpad.datを読み込んでブラウザが自動設定するようだ。 - この自動設定が効かないケースとして以下の3つがあります。
(ユーザが自動設定を無効にしているケースを除く) 1. OSがネイティブでない場合(仮想OSでのゲストOSなど) 2. Windows以外のOSの場合 3. 自動設定に対応しないアプリケーションの場合
比較的汎用的な方法環境変数 http_proxy に前述のデータを設定するというもので、
(Windowsでもその他のOS(Linuxなど)でも基本的考え方は同じです。
Windowsの コマンドプロンプト
set http_proxy=http://proxy:3128
Unix/Linux の シェル(sh bash を想定)(Unix/Linuxでは「端末」「ターミナル」といった表記のアプリケーションを起動すると
その中でシェルが動作している、という状態になる。)
export http_proxy=http://proxy:3128
apt 系(debian, ubuntu, mint などの Linuxディストリビューション)注(例えばこのページを参照。
ただしここには、環境変数 http_proxyを使う(上で述べた)方法も書かれているが、
最近のaptではその方法は使えないようだ。) また、
{.language-bash .command-line data-prompt='} apt -o “Acquire::http::proxy http://proxy:3128/” install xxxx
というようにaptコマンドの動作時に指定することもできるが、 一回下記の作業をしておけばずっと有効なので下の方法をお勧めする。
手順ファイル /etc/apt/apt.conf を編集し(存在しなければ新規作成し)、
Acquire::http::proxy "http://proxy:3128/";
という行を追加する(以下にその手順の例を図示する)。
上記の一行を入力する(か、この画面からコピペする)。
(以降は特に指示しないが)保存する。すでにあるファイルを編集した場合は、
「上書き保存」でいいだろう。
補記:
上記の 2. で、ファイルマネージャに「rootで開く」というメニュー項目が 表示されない場合がある。そのときは、以下のように対処されたい。
シェルで(つまり、「端末」を開いて、CUIで)以下のように入力して エディター(mousepad がその名前)を起動する。
sudo mousepad /etc/apt/apt.conf
前述の Acquire から始まる一行を入力したら、上書き保存。