数式でよく使う演算子として図のような文字(で表された記号)がある (それぞれの演算子が何の意味であるかはすでに承知だろうと思うので省略する)。
正規表現を使ってこれらの演算子を扱おうとすると、 これらの記号が正規表現の中ではメタ文字(特殊な意味を持つ文字)として 扱われていることに起因したトラブル(エラー等)に遭遇することになる。 一般的には、特殊文字は '\' を前置する(エスケープする、と言う)ことで、 普通の文字として扱われることになるが、以下のことは知っておいて下さい。
'-' は、文字クラス [a-z] のような使い方をするので、ブラケット[] の中では、 最初か最後に置く。
'/' は、正規表現そのものを囲む標準的文字なので、バックスラッシュ '\' を前置するか、%r記法を用いる。 "alphabet" =~ /ab/ を実行すると、文字の並び ab を、対象となる文字列の中で (最初から順々にあてはめて見ながら)探す。 パターンにマッチする部分文字列が対象文字列の中で見つかったら、 その見つかった場所(最初(を0として)から何文字目か)を数値で返す(図では数値4)。 見つからなければ、「探索失敗」を(ここでは)意味する特殊な記号 nil を返す。

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