数式の記法とスキャンという用語について
infix notation
補足1
補足2
- scan という単語は、「走査」などの意味の単語である。

- したがって、「走査」的なことをする機械やプログラムは
scanner(スキャナ)と呼ばれることが多い。
(例えば
ポートスキャン(http://ja.wikipedia.org/wiki/ポートスキャン))
- 特に近年は「イメージスキャナ」「ドキュメントスキャナ」等の、
紙に書かれた情報を電子的に読み取る機械を「スキャナ」と略して呼ぶことが多いため、
単に「スキャナ」で検索するとイメージスキャナ関連商品に関連する情報が多数ヒットし、
ここに述べた言語処理の初段階での処理に関連する語句を見つけにくい。
調べるときは、例えば 「スキャナ
字句解析」などで検索してみて下さい。
- 医学用語ではCTスキャン(スキャナ)という用語も我々の生活に浸透しつつあり、
- また、他の分野でも「漏れなく探す」ことを意味する場面で様々な使われ方をしているようだ。
- Rubyの String#scan メソッドもそれに沿った命名。
- 「スキャナ」と表記したり「スキャナー」と伸ばしたりという表記の揺らぎがある。コンピュータ、オペレータ、サーバなど、~er,
~or
のつく「~する者」「~する道具」の意味の単語に多い。概して、身近なものとして使う人(業界の人など)は、伸ばさずに表記する傾向があるが、伸ばさずに表記しても伸ばして発音するという人も多い(この読み方で恥を書くというケースも実際にある)。

- ついでながら、データ(data)という用語は、er系の単語ではないので、伸ばして発音すると確実に恥をかきますのでご注意(agenda
等も)。
補足3
- 数式が前置記法で書かれる言語としては、Lisp言語をはじめとする
関数型言語が数多く知られている。
- 後置記法 RPN の例として、
- ページ記述言語 PostScript とその後継である PDF
2. プログラミング言語として Forth、 Mind など
3. 電卓でもRPNで入力する製品が
根強いファンに支持されている。
といった例がある。
- 元来は、コイン型乗車券(アメリカや中国で使われているらしいが最近は減っている)を現す単語として広く使われていた。
- プログラミング言語においては、
ソースコードに出現する文字列の中で意味を持つ最小単位「字句」。
- なお、さらに最近はネットワークでのセキュリティ向上に普及しつつある
「ワンタイムパスワード」生成器もトークンと呼ばれている。