手順Aに沿ってプログラムを充実させていく

• 最初は何もしない（読んだ行を無駄に捨てるだけの）プログラム

  while gets do
  
  end

• 空白で分割してトークンに分割

  while gets do
    a=$_.split
  end

• 内側のループの外枠のみ （これは配列aに変化がなく無限ループになり動作しない）

  while gets do
    a=$_.split
    while a.length > 1 do
  
    end
  end

• トークンを３つ取り出し、演算し、答えを戻し入れる

  while gets do
    a=$_.split
    while a.length > 1 do
      l=a.shift
  ope=a.shift
  r=a.shift
  result=calc(ope,l,r)
  a.unshift result
    end
  end

• 関数 calc のダミー版

  def calc(op, v1, v2) 
    puts "calc(#{op},#{v1},#{v2})"
  end

• 関数 calc の実効版

  def calc(o,r,l)
    case o
    when '+' then r+l
    when '*' then r*l
    when '-' then r-l
    when '/' then r/l
    end
  end

• shift(3) (要素３つをまとめて取り出す）を使ってループにする
  この段階では値を書き戻していないため動作しない。

  while gets do
    a=$_.split
    while l, ope, r = a.shift(3) do
  result=calc1(ope,l,r)
    end
  end

• 結果の値を書き戻す。
  このとき、配列aは空にならないので、上記の条件では内側ループが終了しない。

    ope に入る値が a から取り出せずに ope に nil が代入されると終了する、

  という論理でならうまくいく筈。

• 内側ループが終了した時点で、変数 l に計算結果（普通電卓として）が残っている ので、それを印字することにする。

  while gets do
    a=$_.split
    while l, ope, r = a.shift(3) and ope do
      result=calc1(ope,l,r)
      a.unshift result
    end
    puts l
  end

• （最後の変更は大したことではないが）変数 resultは使わなくてもいい。 （これでプログラムが読みやすくなるかどうかは意見が別れるところだが）

  while gets do
    a=$_.split
    while l, ope, r = a.shift(3) and ope do
      a.unshift calc(ope,l,r)
    end
    puts l
  end

この過程に沿って作成実演したソースファイル も参考に利用下さい。