"Welfare Information"
2005年度 福祉情報論(後期)
急速な情報通信技術(IT)の普及により、社会福祉の現場においても様々な情報化が進んでいる。
特に介護保険制度や支援費制度の運用場面では、単にコンピュータが操作できるだけでは不十分であり、
適切な情報リテラシー(特に、情報検索などの能力、個人情報保護など情報倫理の遵守、情報伝達手段の選択など)が求められる。
そこで、福祉情報論では、前期において、行政や地方自治体における情報化への取り組みや、
情報倫理などの学習を通して情報化の長所短所を理解する。
後期には、人の情報処理という点に着目し、人が情報を得て、記憶し、処理する仕組みを学習し、
情報を利活用する上で存在する格差をいかに是正するのかという問題を探る。
- 授業予定
- 09/28 休 講(補講は別途指示)
- 10/05 前期授業の復習と後期授業のガイダンス
- 10/12 情報(広義)とは何か(見る、聞く、話す、触れる ⇒ 情報を伝える)
- 10/19 情報を伝達する、とはどのようなことか
- 10/26 情報の伝達1(1人称、一人の人間における情報伝達)
- 11/02 情報の伝達2(二人称、人と人との間における情報伝達)
- 11/09 情報の伝達3(三人称、社会や集団における情報伝達)
- 11/16 情報の保存1(記憶、記録、管理)
- 11/30 情報の保存2(運用、開示、公開)
- 12/07 日常生活における情報化1(身の回りの問題)
- 12/14 日常生活における情報化2(福祉現場の情報化)
- 01/11 デジタルデバイド(地域、時間、利用者における情報格差)
- 01/18 バリアフリーとユニバーサルデザイン
- 【 補講予定 01/25 】
- 参考文献(授業終了時までにいづれか1冊を読むこと)
- 関根千佳著:「誰でも社会」へ、岩波書店、2002年(1890円)
- 関根千佳著:スローなユビキタスライフ、地湧社、2005年(1200円)
- 伊藤英一、梅垣まさひろ、薗部英夫編:障害者とその家族のためのインターネット入門、全障研出版部、2001年(1575円)
- 斎藤正男、川澄正史著:ITで人はどうなる、東京電機大学出版局、2003年(1800円)
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