学生向けWebコンテンツ空間を使う

リモートとローカル

学生向けWebコンテンツ空間を使う

この資料集は（教員がコンテンツを置く場所として）大学で運用するWebサーバ www2.nagano.ac.jp に置かれている。
学生がコンテンツを置く場所として、ほぼ同じ構成のWebサーバが運用されている。ホスト名は wwws.nagano.ac.jp。
- これがファイル転送の場面では「リモート」側になる。「ローカル」側は自分のPC（右図）。
自分のコンテンツをここに転送して、公開することができる。

手順

前回作ったHTMLファイル（とそこから呼び出したファイル）を、以下の手順で以下の場所に置く。
1. ファイル転送ソフトウェア（FileZilla等）を起動
  - wwwsは、FTP（古い規格の方式）は使えない。
  - SFTP（安全性の高い方式）で接続する。
  - SFTPに対応したファイル転送ソフトウェアが必要。
  - 詳しくは解説頁参照。
2. 大学のサーバ wwws.nagano.ac.jp に接続する
  
  はじめてこのサーバに接続する時は、このサーバの存在をFilizilla（またはそれに代わる転送ソフト）に教えてあげる（「サイト設定」などと呼ぶ操作）必要がある。
  - サイト設定のための画面は、ソフトによって違うが、「起動すると現れる」場合と、メニュー（メニューバーの左端の最上位、といったあたりがよくある場所）から選んでダイアログボックスを出す場合があるようだ
    
    （ちなみにFileZillaでは「サイトマネージャ」と表示されている）。
  - プロトコルは前述のように「SFTP」、その際、ポートは記入なしでいい（デフォルトの22になる）。
  - ホスト名を上記サーバ名に設定、ログインタイプは「通常」として、自分の（ポータルを使う時の）ユーザ名とパスワードを入力しておく。
    - ユーザ名の先頭文字（学部名に関連する）は後半の文字（イニシャルに関連する）は、すべて小文字です。
      - プロトコル/ユーザ名/パスワードがいずれも正しいのに接続できないという問題が時々発生しているようです。
  その（あり得る）原因として、ドメイン名→IPアドレスの変換がうまくいかない（以前に学外からWeb等でアクセスした時に使ったIPアドレスがPC内部に残ってしまっている等）ことが考えられます。以下のように（学内LANから）対処を試みて下さい。
  
  コマンドプロンプトを開き（ファイルを使わないのでカレントフォルダはどこでもいい）、以下の２つのコマンドを試す。
```
 ping wwws.nagano.ac.jp
       :: ここで IPアドレスが表示されたら、
       :: Ctrl-C を押して停止させる
 nslookup wwws.nagano.ac.jp
 	           :: 172. ... から始まるIPアドレスが表示されるだろう 
```
  - 前者で 200番代の十進数から始まるIPアドレスが表示されていれば、
  - FileZilla のサイトマネージャで、接続先ホスト名として、
  - wwws… から始めるドメイン名の代わりに、
  - 後者（nslookup）で得られたIPアドレスを記入し、
  - あらためてFileZillaでの接続を試みる。
3. リモート側（つまりサーバです。窓の右側半分）の、 /home の下（ここが自分で自由に使えるスペース）に、この科目用のフォルダを作る▽（例えば iis という名前だとして以下の説明をします）。
  - なお、ここで作るフォルダ（ディレクトリ）名には、日本語文字も使えますが、半角英数字（英語とかローマ字とか）にしておく方が、使う人の手間、余計なトラブル等は減らせるでしょう。（ファイル名についても同様です）
4. そのフォルダにローカル側（自分のPC。窓の左側半分）からファイルを転送する。 [Enter]
ブラウザのアドレスバー[Alt-D] に、URLとして
```
  http://wwws.nagano.ac.jp/自分のユーザ名(▲)/iis(▽)/ファイル名  
```
を入力すると、当該ファイルが表示される（筈）。
- 人に伝える前に自分のブラウザで確認しておきましょう。
- URLにはいろいろあるがWebでアクセスしてもらうためには httpスキームの（つまり http:// から始まる）URLである必要がある。
- ファイル転送ソフトがそのURLを自動生成してはくれないので、上記のルールで自分でURLを作って下さい。
  - FileZillaに、URLを生成しそうなメニュー項目があるが、そこで生成されるのは、転送ソフトでアクセス（ダウンロード）するための SFTPスキームのURLであり、他人に伝えて使ってもらうという用途には使えない。
このURLを（メールの本文に書く等の方法で）相手に伝えることで、内容を見てもらうことができる。
今後、実習で複数のファイルから成る作品やプログラムを作った時の提出方法として（メールに添付すると煩雑こともあるので）この方法も活用していくといい。

まとめ

home URL

リモート側で、自分が使える場所を認識しておくこと（上図の homeディレクトリの配下）
そこに（図の a, b, c といった場所）にアップロードしたものが、どういうURLでWebから認識されるかも理解すること。