格言「ネットのことはネットに訊け」
様々な物理層の形態がある。
媒体としては以下のようなものが使われてきた。
建物(あるいはキャンパスのように単一組織の土地内)に限定されたネットワークを LAN と呼び、それを超えた広さのネットワーク(例えば道路を跨ぐ接続は公的に承認 された組織でないと敷設できない)は WANと呼ばれる。
LANとWANでは使われる媒体や形式(物理層)も自ずと違ったももになる。
自分のPCで使える物理的インタフェースは(前にも述べたが)ipconfig コマンド (他にもGUI的な方法もあるがここでは省略する)などで確認できる。 ただし、Loopback などと表記されるインタフェースは、 外部との接続に使われるものではなく、同じPC内(の個別のプロセス相互間) での通信に使われるもの。
中継機器
さまざまな種類の中継機器が、LANやセグメントの間でパケットの中継伝達 (ネットワークAからBへ、あるいはその逆方向に)を行っていて、 それらの集合体がインターネットを形成している。
たとえばここ(教室)からGoogleなどにアクセスをする時は、LANから出発して、
中継機器により接続(パケットを転送)され、様々なネットワーク
(WANや国際回線も含む)を乗り換えながらパケットが地球約半周の旅をする
ことになる。
物理層の方式で重要な技術として「イーサネット」から継承された 「CSMA」 がある。
マルチアクセスを実現する方法は、CSMA(LANでは主流だが)だけではない。 概要については、たとえばこんなサイトを参照下さい。
(Windowsの内部事情も含めて紹介する)
PCを最初につないだ時: DHCPサーバ(昔は RARP, BOOTPもあった)
TCP/IPで通信を行うためには、コンピュータがIPアドレスを持つことが必要。しかしそのIPアドレスはネットから資源の割当を受ける必要がある。
PCではクライアントがサービスとして動作している。
sc query | findstr /i dhcp
または、タスクマネージャ(taskmgr.exe)で確認されたし。
制限ブロードキャストアドレス(255.255.255.255)や MACレベルのブロードキャストアドレス(ff:ff:ff:ff:ff:ff)にリクエストを出す。
DHCPで受け取った情報は
ipconfigで確認できる(既出;/ALLスイッチをつけるとより詳しい情報が表示される)
近距離の通信を司る、MACアドレスを使うために:
ARPサーバ(実際には各機器が自主的に答えている)
昔は代理応答をする proxyARPという仕組みもあった
arp -a
やはりブロードキャストアドレス(MAC)に問合せを送っている
ドメイン名とIPアドレスとの間の変換:
明示的に問い合わせを行うコマンドが nslookup など
nslookup www.nagano.ac.jp
nslookup www.nagano.ac.jp 8.8.8.8
nslookup -type=ns .
などの問い合わせを実験してみて下さい。