TCP/IP 概論(BNS
補助資料 IPアドレス2 様相編)
IPアドレスとIP(プロトコル)をとりまく諸相
IPアドレスは、(現時点で)新旧2種類
(解説は既出)
IPアドレスは、ユニーク
(という話はすでに述べたが、ユニークであるためにどういう工夫が行われているかについては、
他のアドレス類のものと引き比べつつ考察してみてください。)
IPアドレスは、移ろいやすい
ipconfig~DHCP
DHCPの動作
IPアドレスはLAN内では一般にはDHCPを通じて付与されている。
- DHCPでLAN内のどこかにあるサーバからIPアドレスを1つ、一定時間だけ貸与(リース)される。
- 貸与時間が過ぎると一般的に自動的に更新手続きを行うので継続的に使用できる。
- リースされた時刻とリース切れになる時刻は、ipconfig /all
コマンドで表示できる (Windowsの場合)。

- 後述のDNS関係の情報等もDHCPでサーバから通知を受けて設定される。
IPアドレスは、経路情報でもある
IPアドレス
ネットマスク

- IPアドレスは左側(上位ビット)と右側(下位ビット)に分けて捉えることができる。
- 左側をネットワーク部、右側をホスト部と呼ぶ。
- PCのネットワークアダプターにIPアドレスに付随して
ネットマスクもデータとして付与され、左側にbit 1が並び、右側にbit
0が並ぶ。
- 1 と 0
のbit並びの境目が、IPアドレスのネットワーク部とホストの境目を示す。

- IPアドレスのクラスA、クラスB、クラスCという区分は、その境目の標準的な場所を示す区分。
- 実際には、ネットマスクの設定によりネットワーク管理者は自由に変えられるが
IPアドレスは、普段は意識されない
- ドメイン名をIPアドレスに変換するシステム(DNS)がPC内部で(ひそかに)働いている
- 「向こう側のIPアドレス」の項で実習を行った nslookupコマンドは
それを明示的に利用するアプリケーション
IP転送の原理
- IP層の役割については、原理編を参照
- 転送の際にはIPアドレスのネットワーク部を見て経路(次の送り先)を決める。