基礎プログラミングa 第4回(10/17)

(Basic Programing)

0 基礎的な話をいくつか(前回のおさらいを兼ねて)

1) 関数とは

(前回少し触れたが)

関数 数学で習った関数はこのようなイメージ
関数は(元来は)入力と出力の関係を示すもの 関数
引数のバリエーション 入力が1つ以外の場合(2個以上、或いは0個)もある
現時点では、作用を起こさせるために関数を呼び出している 作用のある関数

2) プログラムを構成する単語(の分類)品詞分類

プログラムを構成する単語(括弧等の記号や演算子はここでは説明を省く)について、
それぞれの文法的な意味合い(品詞に分類するようなもの)を理解しておこう。

形名

3) データの種類

組み込みの型(既存のものとして用意されている)のうち 代表的なもの3つ(右図)は覚えておこう。

4) 復習

前回例題のプログラム例を別ページに示す

1 関数を作る(関数を定義する 2)

h) 引数のない関数(前回)

i) 引数のある関数(前回)

*) 今日紹介する演算子

演算子

*) (少し寄り道をして) if による条件つき実行

if 以下のような書き方で、ある処理を、条件を満たすときに限って実行する、という動作を指示できる

	if( 条件式 ) {
		// 条件を満たしたときに行うべきことを {}内に書く
	}

条件式

2 繰り返し

a) repeati

注1)

repeati(10) {i=>
	println(i*10)
	forwad(i*10) ; left(30)
}
練習に先立って

(使ってみて下さい)

練習

  1. 自分の作った関数を repeati の中で呼び出す
  2. 関数の中で repeatiを使う

実演したプログラム例

b) repeatfor と for

(repeat系以外の)繰り返しの記法(参考)=>別ページ

色を変えてみる(参考)

// 関心のある方は試して見て下さい

setPenColor(blue)	// 等のように色名を指定できる

もっと細かい色指定は、

setPenColor(color(0,0,255))	// のように指定できる

関数 color() に渡す3つの値は R,G,B それぞれの光の強さ // ただし 255を越えるとエラーになることに注意

ここに n を使った式を渡すと、1つの図の中で色を除々に変えることができる

setPenColor(color(0,n/4,255-n/4)		// 等のように指定する

或いは、random(256) のような値を渡すこともできる(0から255の間の乱数)

setPenColor(color(random(256),random(256),random(256)))	
課題(予定)

練習課題の中から、 気に入った作品を1つ、(例によって) ソースと結果の図と感想を添えて、提出。

実施例

いくつかの数式を入力して、評価させてみた

val  i=20 //> i: Int = 20
i<10 //> res87: Boolean = false
i==20 //> res88: Boolean = true
i!=20 //> res89: Boolean = false

i*2  >  10 //> res90: Boolean = true

5 % 2 //> res91: Int = 1
6 % 2 //> res92: Int = 0
7 % 2 //> res93: Int = 1