情報処理概論(IIS) 第12回 12/11
Introduction to the Information Systems
前回の要約
- Ruby言語で書かれたプログラムをWebサーバで動かす過程を再度おさらいした。
[システム的情報活用 - Web関連技術を実体験する(6)]
Webのしくみ

基本
Web技術は、HTTPとHTMLがその中核を構成している。
HTTPヘッダを確認する
概要
- WebブラウザとWebサーバが HTTPで通信を行う。(右上図がその概要)
- 基本的なHTTPは一往復のやりとり(一回のセッションと言う)
リクエスト(ブラウザ→サーバ)、レスポンス(ブラウザ←サーバ)
- それぞれの通信内容は、以下のものから成る
リクエストまたはレスポンスの、本文(一行)
ヘッダ(複数行)
空行(本体がある場合)
本体(GETリクエストやエラーレスポンスでは省略される)
- ブラウザがヘッダを適切に解析する(ので通常は表示されない)
使える方法
- ブラウザの機能(内蔵またはアドオン)で確認する
hidehara氏の記事がよくまとまってます。
自分のブラウザで使える方法を実施して見て下さい。
- プロキシ型ツールを使う
Fiddlerが有用です。
(ネットワークプログラミングで使いましたが、本科目では紹介にとどめておきます)
実習(1)
(この実習はHTTPに関するものである)

IE(9以降)の機能を使ってみる。
他のブラウザ(chrome, firefox等)でも使い方はほぼ同等。

- F12 でツールが表示される
- 「ネットワーク」を選択
- キャプチャ開始(あとで停止させるように)
主なボタン:(右図)
- 要約<->詳細
- 表示させる内容を選択する
開発ツール - 他の機能
ブラウザの開発ツールは他にも様々な機能がある。
DOMエクスプローラ
ページの構造を表示する機能。
ブラウザは HTMLを読み込み、その構造を解析して、
DOM(右図)を生成する。
Webページを表示している状態で、
開発ツール画面(F12キー)の「DOM Explorer」ボタン(または Ctrl+1)で、
DOMエクスプローラが使える。
(ついでの)実習(2)
(この実習はHTMLに関するものである)
DOMエクスプローラで、
さまざまなWebページの DOMを観察する:
エクスプローラのツリー表示などと同様に、
⊿ は要素が折りたたみ表示された状態。これを展開すると、
▽ の表示になる。(矢印キーで操作できる)
この操作を繰り返し、
(DOMエクスプローラ画面で)カーソルが置かれたエレメントが、
(レンダリング画面で)色つき表示される
ことを確認せよ。
以下は次回
JavaScript コンソール
DOMを操作するJavaScriptの機能