"Information B-Free"
2006年6月2日 情報バリアフリー論
- 弱視体験、車いす体験(先週)の振り返り
- ユニバーサルデザイン
- 1985年、米国ノースカロライナ州立大学(NCSU)建築学科のロン・メイス(Ronald L. Mace)によって提唱されたUDとは「あらゆる建築物や製品は設計の当初から誰でも利用できるように最大限の努力をはらって設計するべきである」としている。
- ユニバーサルデザインの7つの原則
- 誰でも公平に使用し,入手が可能なこと
- 使ううえでの自由度が高いこと
- 簡単で直感的に使用方法がわかること
- 必要な情報がすぐに理解でき,認知できること
- 間違った使い方をしても安全であること
- 無理な姿勢や強い力なしで楽に使用できること
- 接近し,使用するための寸法と空間が提供されていること
- 共用品
- 1980年代より視覚に障害があっても晴眼者と同じ玩具で同じように遊べるようにする「小さな凸運動」が始められました。1990年代に入ってからは玩具メーカーから他の業種(日用品など)へと広がり、これが障害を補うための僅かな工夫を商品企画(設計)の段階から検討することによって特定の障害には左右されないという商品、「共用品」作りをめざしたE&Cプロジェクトなのです。共用品・共用サービスとは「障害のある人、高齢者、そして健常者の誰にとっても使いやすく配慮された製品・サービス」と定義されています。つまり、共用品とは特定の障害者にも利用できるような商品企画(設計)を大量生産の商品に施すことにより、コスト高を抑え、かつ市場性の高い社会的にも有利な商品を生産できるという可能性を示したものなのです。
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