"Assistive Technology"
2006年6月28日 福祉用具の知識
- 装具【復習】
- 下肢装具(短下肢装具、膝装具、長下肢装具)
- 上肢装具
- 体幹装具
- 義肢・装具の演習(実物に触れたり装着したりする)【復習】
- 装飾用前腕義手
- 骨格構造下肢義足
- 短下肢装具(シューホン型)
- 両下腿義足の歩行体験(体験用特殊義足)
- 脳血管障害後遺症
- 脳出血
- 脳梗塞
- 片麻痺
- 脳血管障害が原因の一側性上下肢の麻痺(病巣対側)
- 患側(かんそく、麻痺のある側)と健側(けんそく、麻痺のない側)とに区別
- 右片麻痺
- 右半身の麻痺
- 脳出血、脳梗塞域(病巣)が大脳左半球
- 病巣の位置によっては言語野を損傷するため、言語の表出や理解が障害される(=失語症)
- 失語症
- 時々物の名前が思い浮かばない程度から、まったく話せない重度まで
- 時計を“時間を見る物”と理解できるが「トケイ」と言えない
- カナよりも漢字の方が理解しやすい場合がある
- 左片麻痺
- 左半身の麻痺
- 脳出血、脳梗塞域(病巣)が大脳右半球
- 病巣の位置によっては事象の空間的配列の認知障害(視空間失認)を持つことがある。
- 視空間失認(半側空間無視)
- 半側の対象物に気づきにくい
- 自動車や車椅子の脇をよくぶつける
- 検査法(Albert法、模写法など)
- 住宅改修
- 生活を支援する心構え
- 住む人の生活様式を知らなくては計画は進められない
- 本人と家族の生活を支援するという心構えが必要
- 自立(自律)を支援する
- 移動場面での留意点
- わずかな段差でもつまづきやすく、車いすは通行困難となるため、段差は解消する
- 要所には手すりを取り付ける(高さなどに注意)
- 動作の自立のために、踏み台などの導入も検討する
- 車いすでの移動関連動作
- ベッドと車いす間の移乗を安全に行えるか
- 廊下(幅、段差など)などでの車いす操作に障害がないか
- 車いすでの扉の操作が可能か、外出の際の出入口はどうか
- トイレ利用における排泄の流れ
- 便意や尿意からトイレに行きたくなる
- トイレに移動する(歩行、車いす)
- トイレに入り、便器に近づく
- ズボンや下着をおろす
- 便器に座る
- 便器に座って排泄する
- 後始末をする(拭く、流す)
- 便器から立ち上がる
- 下着やズボンをあげる
- 手を洗う
- トイレを出て、部屋に戻る
- 車いす移動と座位移乗による入浴への配慮
- 車いすと洗浄場所間の移乗を確認
- 体幹バランスのための背もたれや手すりの位置、大きさを検討
- 自立/介助を問わず、どのような洗浄動作をどこで、何を使って行うのかを事前に確認しておく
- 洗浄場所と浴槽間の移乗方法を検討し、足の入れ方から手すりの位置を確認
- 全介助による入浴への配慮
- 本人と介助者の身体機能や寸法、生活方法や習慣、ベッドから車いすへの移乗方法や入浴方法についての動作、環境、入浴の流れなどを調べる
- 浴槽を使用せずにシャワー浴で済ませるか、リフトの活用により介助負担を軽減し安全な入浴手段を選択するか検討
- リフトの利用には、身体状況に適した吊り具の選択が必要(詳細はリフトの授業での配布資料を参照)
ミニレポート
- Q1:本日の授業において、もっとも印象に残っている内容と、その要点を記述しなさい。
- Q2:ソーシャルワーカーに求められる「福祉用具の知識」とはどのようなもとだと考えるか?具体的に記述しなさい。
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