ruby のプログラムを動作させる

最低限必要なもの

• Ruby処理系：
  • 別ページを参照してインストールしておいて下さい
• エディタ：
  • Windowsにおまけでついてくる「メモ帳」でも構わないが
  • せめて TeraPad
  • できればもう少し高機能なエディタを別途インストールして 使ってみることをお勧めする。

ソースファイルを作成し、それを起動する

1. エディタを開く（新規、または既存のファイルを変更）
2. 入力する。
   • 入門の段階では、誰かの作ったプログラムをコピペしてもいいでしょう。
   • 徐々に自分なりの変更を加えていきましょう。
3. 保存する。 (** ここが迷いやすいポイント **）
   • a ファイル名：
     何でもいいが半角英数字を使っておくのが無難
   • b ファイルの種類：
     • 「ruby」 のような選択肢があればそれを選ぶ（と、拡張子 .rb が 自動的に付加される。
     • なければ「すべてのファイル(.)」にして、エディタが勝手に 余計な拡張子をつけてしまわないようにしておき、 自分でファイル名の後ろに .rb を付け加える。
   • c 保存する場所：
     • ドキュメント（マイドキュメント）フォルダの下の いずれかの場所がおすすめ。
     • 科目ごとにフォルダを作って分類しておくといいだろう。
     • ファイルをどこに保存したかあとで困らないように自分なりの ルールを決めておくことが肝要。 （これは実生活でも同じですよね）
   • d その他： 　（エディタによって選択できるものや選択の方法はまちまちですが）
     • 文字コード：Windowsでの標準はShift_JISだが、 できればUTFを使っておくのがおすすめ。
       • ただしUTFのときは BOMなしを選ぶこと。
       • 一部のエディタはUTFでしか保存できないものもあるが問題はない。
     • 改行文字：Windowsで使う限りは、CR+LF でいい （特に変更等の必要はない）

起動の方法

1. エクスプローラで、上の3cで選んだフォルダを開く。
   目的のソースファイルがそこにちゃんと表示されてますか。
2. （こんな方法もあるという話として）目的のソースファイルを、
   ダブルクリックとか、コンテキストメニューから「開く」とかで、
   直接起動する。
   • と、一時的にコマンドプロンプトの窓が開き、
   • その中でプログラムが動作します。が、
   • プログラムが終了すると窓が閉じてしまうので、
   • 何が起きたのかわからないことが多い。
   • （でもサーバやGUIプログラムのように長時間使うプログラム を動作させる時にはこの方法も役に立つので、その時まで この方法も覚えておきましょう）
3. このフォルダで、コマンドプロンプトを開く
   • 別ページに解説したが、以下の２つのいずれかの方法がおすすめ
   • （Windows8以降なら） Alt, F, P
   • （どの版でも）Alt+D, cmd, Enter
4. コマンドプロンプトの中で目的のソースファイルを呼び出す
   • ネットワークを使うプログラムならここでまずプロキシの設定

   • ここでのプログラム起動の方法は以下の２つのいずれか (ファイル名を xxxxx.rb として）

        > ruby xxxxx.rb
        > xxxx.rb
     

   • なお、上のリストの > はプロンプトを表しているので入力しない。

ソースファイルを作成しないで動作させる

1 irb

• 少しずつ確かめながら実行したい時にうってつけの方法

1. コマンドプロンプトで irb を起動し、
2. irbにrubyの式を一行ずつ入力していく
3. 複数行のプログラムを一気にコピペ等で入力することも可能

2 rubyコマンド

• Webサイトなどにあるプログラム例をとりあえず動かしてみるときに有用

1. コマンドプロンプトで ruby コマンドを入力
   • すると（プロンプトが何も出ない）入力待ち状態になる
   • ファイル名を引数として渡さず単独で呼び出した rubyコマンドは 標準入力（ここではコマンドプロンプト画面）からプログラムを 入力して実行する使い方になる。
2. （もちろんここで手作業で打鍵してもいいが、タイプミス等があると 混乱するので、おすすめしない）
3. どこかのサイト等からひとかたまりのプログラムをコピーしてここに 貼り付けてみよう。
   • ちなみに 貼付操作のキーボードショートカットは（Ctrl-Vではなく） Alt+Space, E, P
4. 標準入力からの入力終了のしるしとして、キーボードで
   Ctrl-Z, Enter

3 IDEなど

• Ruby専用の（すぐ使える形の）IDEは、無料のものでは、 （私の調べた限りでは）ない。
• Eclipse, NetBeans などのIDEに、Ruby実行用の プラグインを組み込んで使うことができる。

• Sublime, Atom, Emacs, Vim などの高度なエディタは やはりプラグインを組み込むことで、IDEに準ずる使い方ができる。 （エディタの画面の中で、プログラムを実行するなど）

• この章については、（話が広がりすぎるので）詳細は省略します。
• 各自で自分なりの方法を探して下さい。