Operating System
実 | <-> | 仮想 |
Windows | antiX |
前回、VirtualBox上の仮想マシンに、ゲストOSとしてantiX をインストールした。
実マシン(ホストOS=Windows) 仮想マシン(ゲストOS=antiX ) の関係を認識しておくこと
今回以降はそれを前提に実習を進めるが、
今回は主にOSの概要とハードウェアの基礎についてレクチャーを行う。
前回課題がまだの人は、前回資料を確認の上、 antiX を(VirtualBoxの仮想HDDに)インストールし、 仮想HDDからの動作を確認しておくこと。 (以下のように区別できる筈)
仮想DVD(ライブDVD)からの起動の場合、最初に選択メニュー
(OSの試用かインストールか など)が出る。
また、起動後のデスクトップに「Install antiX 」というアイコン(など; 表記は日本語かも知れない)がある。
仮想HDDからの(インストールされたOS)起動の場合、 デスクトップが表示される。
(補足)インストールした筈なのに仮想DVDからの起動になってしまう人は、
インストールの流れを右板書図で確認しておいて下さい。
以下は、WindowsでもLinuxでも共通の事項と、Windows独自の事項から成る。
補足:
データの格納場所には一定の約束事がある。
エクスプローラ(後述)で、
PC → ローカルディスク(c:) → ユーザー → (自分のユーザ名)
のように順々に開いて(クリックして)行って到達できる場所(フォルダ)が 「ユーザプロファイルフォルダ(もしくはユーザフォルダ)」 と呼ばれ、その直下に主要なフォルダが作られている。
PCの個人ユーザの作成したデータや収集したデータはこのフォルダの下に置かれる
(のが一般的な取り決めになっている)。
こういう図を参考にして下さい。
VirtualBoxで仮想マシンを起動した直後の窓の状態は(正式文書には書かれていないようだが)「ウィンドウモード」と呼ばれている。
このとき、Windowsの画面の中に仮想マシンの画面をエミュレートする窓が1つでき、
Linux(などのゲストOS)の画面表示がその窓の中に行われる。
これ以外に以下の3つのビューモードがあり、モード移行のためのキーボードショートカット (「ホストキー」を含むキーボード操作)も用意されている。
「スケールモード」ではLinuxのアプリケーションの窓が個々にWindowsの窓と同等に表示される。
「フルスクリーンモード」では、Windowsの要素は見えなくなる。 このとき、 VirtualBoxをコントロールする機能は画面の最下端に隠れている(マウスを置くと現れる)。
他に、「シームレスモード」もある。前述のように、このモードを使うためには、
Guest
Additionを入れておく必要がある。
VirtualBoxが「キャプチャ」を行っている間は、 キーボードやマウスの操作はすべてゲストOSに送られる。
この操作はしっかりマスターしておいて下さい。
(主に 設定メニューから行う) この節は必要に応じて次回以降に補足説明をしていきます
ネットワーク接続は右下隅(タスクバーに相当するエリア)に置かれた
下図のようなアイコン(ディストリビューションやバージョンや状態によって表示のアイコンは様々だが)が入り口となる。
うまくつながらない人は、(ためしに)
仮想マシンの設定(VirtualBoxマネージャの機能)で「ネットワーク」を選択し、
仮想ネットワーク(ゲストとホストをつなぐ)の形式を変更(例えば右図のように)してみるといいかもしれない
(ここでは詳しい解説は省略するが)。
なお、ホストOS(Windows)から見たネットワーク接続の状況は、
下のようなコマンドで把握することができる。
(ここは現在は無効なので読み飛ばしていい)
学内で使う場合、proxy設定が必要な場合がある。
その際、生OS(ゲストOS)では自動認識することがあるが、 仮想環境では下記を手動設定することになる。
ホスト名:proxy または proxy.nagano.ac.jp
ポート番号:3128
(これは本学構内LANで独自に使われていた設定値)
(他の設定方法もあるが、それについては省略)
antiX では設定メニュー経由でGUI的にproxy設定ができる 当面は HTTP HTTPS だけ設定しておけばいいだろう。 使うソフトによって別の設定方法が必要になるケースがある。
なお、今後のの設定作業やシステムの更新の際には apt系のコマンド(パッケージマネージャ)を活用するが、 これにもproxy設定は事前に(別の方法で)必要になる。 最新版へのupdateも、今後随時やっておくのが望ましい (方法については追々解説していく)
アプリケーションメニュー(Windowsで言う「スタートメニュー」的なもの)に、 カテゴリ分けして配置されている。
ブラウザ(antiX では firefoxが標準で装備されているが、他のものも後からインストールして使うことが可能 ):「インターネット」カテゴリ
メールソフト:「インターネット」