情報学概論Ⅱ 第3回

企業情報学部

4/28

情報学概論2 第3回(4/28)

(Introduction to Informatics 2)

Markdownからの変換

エクスプローラ <ー> インターネットエクスプローラ

ファイルマネージャ Webブラウザ

1. md → html

a. エディタ(など)の機能で変換

  • atom の場合(昨年紹介した
    • 「HTMLを保存」する(Atomでのスタイルに沿ったページが出力される)
    • 「HTMLとしてコピー」(スタイルなし に相当)
    • Pulsar でも同様
  • 他のケースでも上記のような考慮が必要になることが多い
    • VSCodeでは「Markdown PDF」拡張機能で変換できるようだ。
    • Marp を使った変換もあるがこれはスライド生成のためのツール。

b. pandocで変換

  • 前回資料も参照

    コマンドプロンプトでの作業の流れ

    • エクスプローラで 所定の場所
       (ファイルを保存した場所)を開く
    • アドレスバーに  (Ctrl-D)
      cmd Enter
      でコマンドプロンプトが開く
    • そこで pandocコマンドを使う
  1. コマンドプロンプト起動

  2. pandocコマンドを動かしてみる

    pandoc ソースファイル名
  1. 出力ファイルを指定する
    • リダイレクト記号 > で出力先指定(も、原理的にはできるが
    • -o オプション で指定(こちらがおすすめ)

2. md → docx

  • pandocで -t docx または --to=docx を指定するか、
    -o xxxxx.docx のように 出力先の拡張子で指定する
    • このときはテンプレートとなるdocxファイルも指定できる
  • html に変換しておいて、そのHTMLファイルを WORD や LibreOffice Writerで開いて、Docx として保存する、という方法もある(次項でも同様)

3. md → pdf

  • Atom + markdown-to-pdf パッケージ(など)を使う
    • VSCodeでは前述の「Markdown PDF」が使える。
  • pandocで -t pdf または --to=pdf を指定するか、
    -o xxxxx.pdf のように 出力先の拡張子で指定する。
    • このとき、--pdf-engine オプションで指定すべきソフトウェア を別途インストールしておく必要がある。
  1. wkhtmltopdf をインストールして、 --pdf-engine=wkhtmltopdf を指定。

    または、pandoc のデフォルト値設定ファイルを

    pdf-engine: wkhtmltopdf

    上記のように用意して(ファイル名を wk.yaml とすると)、

    pandoc xxx.md -o xxx.pdf -d wk

    のように -d オプションで指定する(拡張子yamlは省略可)。

  1. latex をインストールして(Scoopでインストールできるようだ)

    pdf-engine: lualatex
    variables:
      documentclass: ltjsarticle
      uatexjapresetoption: ms

    このファイル(たとえば lua.yamlとする)を指定する。

  • html や docxに変換してから、ブラウザやワープロソフトの印刷機能を使っても しても、PDFは生成できる(が、問題は多々ある)。
    • まだ ワープロソフトの「エクスポート」の方が信頼性はあるだろう。

キーワードにひっかってみよう

4. 課題

  • 昨年のこの時間に、「Googleのアカウントのアイコンを変えてみよう」という試みをしました(やっていない人は今からでも試みて、昨年の資料に準じて報告下さい)。

  • Markdownで作ったファイルを使って以下の課題1. を実行していただきますが、

    そのMarkdownファイルに、「画像を挿入」として自分のアカウントアイコン画像も貼ってみて下さい。

    参考 : 平岡が作ったサンプルの ソースHTML変換結果

  1. Markdown を HTML DOCX PDF に変換する、というのを実際にやってみて下さい。
  • 今日紹介した技術のうち、自分がトライして結果が得られたものについて、 自分がとった方法を報告し、結果のファイルも添付して提出して下さい。

    (結果だけではなく経過や失敗経験、困ったこと、感想や考察したことなども書くようにして下さい。)