オペレーティングシステム
第5回 10/31
Operating System
はじめに
前回おさらい
- 前回からantiX を実際に使ってみる段階に入った。
それに先立って、VirtualBoxの操作、と
設定・調整について補足解説をした。
- GuestAditionの導入方法についても解説した(実施は各自の課題とした)。
- その結果、当該仮想マシンで使えるVirtualBoxの表示モードの種類が増える(後述)。
- なお、VirtualBoxが重くて円滑に動作しない人のための解説
(USBメモリを使ったインストール・起動 の筋道なども含む)は、 第一回から先延ばしになっていた。
0ビューモードの切替
1 仮想マシンの実体
(前回口頭で示した情報を、文字で残しておく。)
- 置き場所は、
C:\Users\{ユーザ名}\VirtualBox VMs\{仮想マシン名}\
- そこにあるファイル、{仮想マシン名}.vbox が定義ファイル
- 実体は XML (エディタで表示できる)
- このファイルをクリックして起動することができる
- {仮想マシン名}.vdi が仮想ディスク
2
VirtualBoxの内部ネットワーク
- 前回
解説したように、ホトOSとゲストOSの間は、
VirtualBoxの内部の仮想的なネットワーク(有線LANを模したもの)で接続される
- その仮想的ネットワークの形態としていくつかの種類があり、
デフォルトでは「NAT」と呼ばれる形態でつながれている
- 各仮想マシンのネットワークの状態を見たり設定したりするためには、
- VirtualBoxマネージャの仮想マシンの設定画面で
- 「ネットワーク」をクリックし、
- アダプター1 の、「割り当て」プルダウンリストを参照してみること
- これらの設定事項は(GUIで選択されたものも含めて)前述の .vbox
ファイルに書きこまれる
- なお、アダプター1に加えて複数のアダプタを増設して、
より複雑な仮想ネットワークを構築することもできる
3.
VirtualBox(とゲストOS)を使いやすくする
GuestAddition を入れる
- 図のような流れになる。
- CD(の内容)自体は VirtualBox側から提供され、
- 挿入(に相当する操作を、VirtualBoxのデバイスメニューから)行うと、
- ゲストOSのデスクトップに表示される(筈)。クリックするとファイルマネージャでその内容が表示される。
- これを
- GestAddtion-CDを挿入(仮想ドライブに)する操作は、メニューから行うが、
- 表示の状態によっては(ウィンドウモード以外のとき)仮想マシン窓(のタイトルバー直下)にメニューバーが表示されないことがある。そのときは
以下のいずれかの方法を使おう。
- Host+Home(Hostはおそらく右Ctrlキー)で
メニューがポップアップする
- (ホストOSの)画面下端中央部あたりにカーソルを置くと、
VirtualBoxのミニメニューバーが現れる。
- インストールの詳しい操作については第2回の解説を参照。
- (前回にも述べたが)解像度(後述)以外にも、
GuestAdditionのメリットがある。
例えばシームレスモードも試してみて下さい。
クリップボードの共有(右図)
- ドラッグアンドドロップも共有できるが、現時点では
そこまで踏み込まなくても使っていけるだろう。
(ゲストOSの)解像度変更:
- GuestAdditionが入っていること
- (仮想マシンの)ビデオメモリのサイズ増加(右右板書)
- (antiX で)コントロールセンターより、
解像度変更(に関係しそうな)画面(アプリケーション)を探して
(右図)変更を試みるといい。
<5>
シェルを使ってみる (1)
(別ページ資料)
注)ここで使うシェルは、ゲストOS(であるantiX
)で動作するシェル(右図)であることを意識して使ってみて下さい。
コンピュータの端末機器(ターミナル)は、初期の頃は
タイプライターを電子的にコンピュータに接続したような形のものだった
- テレタイプライターという通信機器の流用でもある。
- GUIの出現・普及まで、文字でのみコンピュータが操作できた(すなわちCUIの)時代が長かった。
鍵盤入力 -> 紙に出力
↓
鍵盤入力 -> CRTに表示
↓
GUI
のように変遷してきた。
現在の主要OSでCUIを使うときに、そのCRTターミナル(端末)を
模したアプリケーションを使う。
- antiX には ROXTerm が添付されているが、
他にも同様のアプリケーションは多数あり、 大抵 「端末 ターミナル
term」のような言葉を名前に含んでいる。
Unix/Linuxのコマンドでは、大文字小文字の区別に注意(右板書)
=>次のステップ
(ワイルドカードについては読んでおいて下さい。それ以降は次回にまわします)
- 現在の版のantiX 、日本語入力がそのままでは動作しないようだ。
- その原因など(わかっている範囲で)と、当該ソフトウェアの構造について補足説明をした。
- 具体的な方法と、それに必要なコマンドの紹介は、Chat画面に記録として残した。
補足
OSの大分類
主なOSの使い方(の分類)
宿題
<5>
(別ページ)で紹介したコマンドを実際に打鍵して使ってみる
今日紹介した(記録はChat画面に残しました)コマンドについて、説明不足だった点を
manページを見るなどして補っておいてください。
(気がついたこと、始めて知ったことなどがあればご報告下さい)。